ダイワハウスの営業スタイル

このページでは、僕がダイワハウスと出会って契約解除に至るまでの1ヵ月の間、ダイワの営業スタイルに接して感じた印象をご紹介します。

ダイワハウスの営業スタイルは担当営業マンによって違うでしょうから、一般論でなく体験談として受け取ってください。

ダイワハウスの営業について僕が受けた第一の印象は、「値引きで気を引いて早く契約させようとしている」というものでした。

悪く言えば客の要望を却下する、よく言えばコストマネジメントしてくれる

プランをダイワハウスと調整していく過程で、こちらの要望を伝えると間取りや家の仕様に反映してくれるのですが、そのなかでちょくちょく僕たちのの要望が却下されるのが気に障りました。

僕の場合、2Fの収納用ロフトと1Fの屋外の収納部屋を希望したのですが、いいことはないからと却下されました。

予算的に無理だ、とは言われませんでしたが、我々の予算ではとても無理だと判断されたのか、ダイワハウス側にメリットがなかったからなのか、営業マンのおせっかいなのかは今となっては分かりませんが、客の要望を実現できるように頭を働かしてくれる、というよりは断られるという印象を持ちました。

予算的な点で断ってくれたのであれば、客の予算内で建てられる建物に誘導してくれる、とも考えることもできます。

どちらなのかは僕を担当してくれた営業マンに聞くしかありませんが。

契約を迫ってくるまでがとっても早い

僕の場合は、2回目のプラン打合せで契約を迫られました

期間にすると、ダイワハウスの住宅展示場を初めて訪れてから契約まで3週間後のことでした。

ちなみに、ダイワハウスが「家作のご入居までの流れ」を自社のホームページで公開されていますが、そこでは土地の決定から契約まで約3ヶ月とあります(ダイワハウスのホームページからお借りした入居までのフロー図を下に掲載します)。

ダイワハウスの注文住宅で契約までの期間

↑ダイワハウスでの入居までの期間(ダイワハウスホームページよりお借りしました)

ダイワハウスが公開している3ヶ月は12週間ですから、僕たちのケースではその1/4の期間で契約を迫られたことになります。

家作りの素人の僕たちにとっては、たった2回の打合せで間取りや仕様など、自分が納得いくレベルまでいくはずがありません。

この状態で契約すると、自分の好みでない家ができたり、できてから後悔したり、リスクが伴います。実際に僕たちも後悔して契約解除に至りました。

ダイワハウスに限ったことではないでしょうが、営業担当は、契約件数で成績が決まりますから、早く契約して早くプラン決めて早く建てようと、客をせかしがちです。

そして、この傾向は特に「建築条件付土地」を選んだ場合顕著です。

自信所有の土地に対して、建築条件付土地はハウスメーカーのものですから、ハウスメーカーが有利な立場で進めることができます。

例えば、土地の仮押さえ期間はもう過ぎてますから、早く決めてくださいよーとか、この土地を待っている人もいるんですよー、とか客をせかしやすいのです。

家を建てる場合、ある程度はハウスメーカーのペースに合わせてあげることも必要ですが、譲れないところはストップ!いう勇気が必要です。

そして、ダイワハウスに限りませんが、ハウスメーカーには客に無理に早く契約を迫るようなことはやめて欲しいと是非、要望したいです。

「とりあえず」契約させようとする

僕を担当してくれた大和ハウスの営業マンは「とりあえず」が口癖でした。

ダイワハウスの建築条件付土地の仮申込をする際には、こんな言い方でした。

ダイワ営業マン「この場所は人気ですので、他の人に取られないように「とりあえず」申込してしまいましょう!申込金の10万円はキャンセルすれば全額返ってきますので!」

また、契約時には、こんな言い方でした。

ダイワ営業マン「契約はあくまで、値引額の確定でしかありません。資材発注までにキャンセルすれば、違約金は一切無しです。「とりあえず」契約しましょう。」

いつでも引き返せると言われればこちらも安心します。

でも、それは単に結論を先に出すのを先送りしただけです。気づいた頃には外堀が埋まっていてもう引き返せない!となってしまいます。

僕も経験しましたが、いざ申込のキャンセルや、契約解除をしようとすると、すんなり引き返すことはできません。ダイワハウスの営業マンが必死に引き留めようとしてくるためです。途中で取りやめるにはそれなりのストレスと労力がかかります。

営業マンの「とりあえず」と油断させる言葉に惑わされず、その各段階で決断する勇気が必要です。

契約時には上司を連れてきて囲む

プランの打ち合わせも済んでいよいよ契約交渉、となったとき、僕の担当のダイワハウスの営業マンの進め方はこうでした。

@まずは営業マンが値引額を提示して、どれだけ値引きを頑張ったかをアピールする。

A僕の方もから値引きを頼むと、そのうち、自分の値引きの限界ですので、上司と相談してきますと言って去る。

B上司が挨拶したいと言ってます、といいながら上司を連れてくる。

C営業マンが上司にもうちょっと値引きして欲しいと仰ってます、とせびり、さらなる値引きを提示してきます。

上司にも値引きをお願いし、こんなに値引き頑張ってるんだよ、というアピールに加えて、営業マン、設計士、上司の3人に囲まれて、断りづらくするという心理的な効果もあると思います。

途中で上司を連れてくるこの営業スタイルは、僕が数年前に新車を買ったときの車のディーラーも使っていました。

僕は営業については素人ですが、営業の世界ではこの上司を連れてきて値引きをせびるというスタイルは常套手段なのかも知れません。

上司が来ようが囲まれようが、納得できなければ断固断る勇気が必要です。

契約解除を申し入れると猛烈に引き止められる

僕は最終的には、ダイワハウスの注文住宅で家を建てず、途中で契約解除という判断をすることになりました。

ダイワハウスの営業マンはいつでも引き返せますから「とりあえず、契約しておきましょう」と言う割りに、こちらが断わると猛烈に引き止めてきます。

契約解除の打ち合わせでは、ダイワハウスの設計士、営業マン、その上司の3人に囲まれて考え直すようにと懇願され、契約解除の書類をやっと出してくれたのは打ち合わせが始まってから3時間後でした。

この打ち合わせでは、契約解除を言い出したのが相当ショックだったのか、営業マンが取り乱してこちらを怒鳴ってくるシーンもありました(そこは上司がうまくフォローしていましたが・・・)。

いつでも引き返せるので、と甘い言葉で契約を迫られても、契約とはそんなに甘いものではありません。

当然のことですが、とりあえずなんて中途半端な気持ちで契約しようなどと絶対に考えてはいけません。こちらが納得いかない内容なら契約前の時点で断固「ノー」という決意が必要です。

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